世界の珠算教育事情(パラグアイ共和国編)Vol.14
from 国際珠算普及基金
JICA(独立行政法人国際協力機構)が実施している支援活動に「世界の笑顔のために」プログラムがあり、その募集物品に「そろばん」が出てきた際は、NPO法人国際珠算普及基金が日頃から提供を呼びかけて集めた遊休状態のそろばんを寄贈しています。
2008年、パラグアイ政府認可のバイリンガル校(日本語とスペイン語)である日本パラグアイ学院から申請があり、JICAパラグアイ事務所を通じてそろばんを寄贈しました。
後日いただいた礼状には、日本文化の授業で使用すること、そして日本文化の一環のみならず、算数の教具としての有用性に着目して申請されたことがしたためられていました。
ここ数年同校と連絡を取り合ってはいないものの、パラグアイの首都アスンシオン近郊には同様のバイリンガル校がほかに2校存在することが分かりました。
珠算教育の素晴らしい効果が他のバイリンガル校に伝わり、将来的に現地人学校にも波及することを願ってやみません。