世界の珠算教育事情(アメリカ合衆国)Vol.19
from 国際珠算普及基金
『アメリカ合衆国における珠算教育』と聞き、故・鈴木功二先生の功績を思い出される会員はかなりの数に上ることでしょう。
1960年代に不退転の決意で渡米し、現地における昼夜を問わない活動が『全珠連アメリカ支部』として実を結び、現在ではアメリカ珠算教育連盟として継承されています。
一方、“アメリカ合衆国の全50州にチャイナタウンが存在する”と言われるくらい多くの華僑・華人が生活し、珠算教育活動も活発に行われています。
大きな団体では、中美珠心算學會(Chinese American Abacus Association)という、中文学級やアフタースクールにおけるボランティア指導を実施している団体が存在し、そのホームページからは、教師養成、検定試験、競技大会を定期的に実施している様子をうかがい知ることができます。