珠算指導者講習会
於:神奈川県
演題:「目から鱗」上級者指導法
5月8日、神奈川県支部会館において、競技副部長の大関一誠先生を講師に迎え、第2回支部指導者講習会を開催しました。
当日は天候もよく、現役で競技会に参加されている先生が講師ということもあり、ベテランの先生方も興味津々で、コロナ禍にもかかわらず、予定より多くの先生が受講されました。
上級者指導法と演題にもあるように、どのような内容の授業でどのように上級者へと導いていくのか、参考資料を示しながら丁寧にお話をされていました。
段位が3割弱、1~3級が3割弱という上級者の多い授業風景を見て、集中力のすごさは生徒をひきつける指導の結果だと思いました。
入塾時の見極めから始まり、個々に合わせたきめ細かな補助教材の準備に、7分20問のプリントを作成し、スピードを意識したメニューを繰り返し練習させているとのこと。
やはり暗算は大切であると実感しました。
質疑応答では、指導が難しい生徒の対策はどうしていますか?という質問に対し「集中できない生徒や10のお友だちを理解しがたい生徒には、同じことをしつこく教える。
宿題を出すようにしている。長いスパンをかけて、親の我慢を要請しながら辛抱強く対応していくしかない」とのお答えでした。