珠算指導者講習会
於:埼玉県
演題:そろばんで教える算数・数学・理科・社会
9月11日、支部珠算会館にて珠算指導者講習会が佐藤理沙先生を講師として実施されました。
佐藤先生は、生徒は未来の珠算普及のインフルエンサーと考えておられ、生徒自身が「そろばんを習ってよかった」「役に立った」と大人になったときに思ってもらえるよう心がけているとおっしゃっていました。
その中で「暗算」で計算できることが、算数を始め、他教科にも活きてくるということを強調されていました。
埼玉県の高校入試の問題を例に、社会では地理の人口密度の計算や輸出入の金額の計算、理科では圧力の計算など、そろばんを習っている生徒と習っていない生徒では、計算スピードや途中式を書く量の差が、歴然であることを生徒の答案を用いて具体的に説明され、珠算学習者が勉強でどれだけ有利になるかということを教えていただきました。
近年では、中学受験や高校受験を見据えて子供にそろばんを習わせようと考える保護者が増加傾向にあるので、勉強面から見たそろばんの有意性を考えさせられました。