世界の珠算教育事情(カナダ)Vol.18
from 国際珠算普及基金
世界第2位、約1,000万平方メートルにも及ぶ広大な国土を有するカナダでは、1869年の移民法制定により世界各地から積極的に移民を受け入れ、人口の2割強が移民という移民大国です。
その長い歴史が土壌となってか、移民に対し寛容な社会が形成されています。
そのためでしょうか、資料を調べると、同国では1990年代より日系人や華僑による珠算教育活動が行われていたことが確認できます。
当基金では2005年~2009年までの間に4回使節団を派遣し、同国の南西端部に位置するバンクーバーとその近郊の町ウィスラーを訪問し、日系人コミュニティーでの珠算交流活動、現地小学校での珠算紹介活動などを実施し、その様子が現地で発行されている日本語新聞であるバンクーバー新報で紹介されました。
近年の動向として、カルガリーで活躍されている日本出身の指導者がSNSを通じ、熱心な指導風景や子供たちが努力している姿を頻繁に発信されていることは特筆に値します。