ボランティア授業
於:兵庫県
「考えろ考えろ、自分にできる最大のこと・・・」漫画「鬼滅の刃」の炭治郎の言葉です。
コロナ禍なので、依頼は少ないだろうと思っていました。
神戸では毎年、そろばん指導の派遣を他団体と協力し、市立小学校に募っています。
毎年80校以上の依頼があり、手が回らなくなって、令和2年度は2学期のみと制限し、案内を出しました。
蓋を開けると予想を上回る66校からの依頼がありました。
今までは授業の前に担任の先生に予習をお願いしていたのですが、予習をしているクラスと、していないクラスがあり、今年は予習はなし、授業も文部科学省の指導要領にならい、2単位ですることに決めました。
私は、そろばん技術指導だけでは堅苦しくなるので、子供たちの心をつかむために笑わせようと、クイズ、暗算のデモンストレーション、大きな数の替え歌、数のマジック、人間そろばん等々で、3単位でも足りないのです。
2年前、ある担任から注意を受けました。
「一緒にこられている先生と進み方が違う」と、私の進み方が遅いということです(笑)。
自分なりにまぁまぁな授業と思っていたので、へこみました。
先日、親の遺品整理をしていると、私の古い写真が出てきました。
若い頃渡米し、珠算普及活動をしていたときの写真でした。
その頃は英語ができないなりに、一生懸命に教えていたなぁと思い出しました。「初心に戻る」ですね。
あの頃の気持ちに戻り、時間が無いなりに工夫をし、そろばんの魅力を子供たちに体験してもらうことはできます。
これからも子供たちに「そろばんは楽しい」と思ってもらえるようにがんばります。