世界の珠算教育事情(クロアチ共和国)Vol.21
from 国際珠算普及基金
数々の熱戦が繰り広げられ、アルゼンチンの優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップ2022において多くの珠算教育実施国の出場が確認でき、とりわけ3位決定戦のクロアチア対モロッコは実施国同士の対戦であったことが印象深かったです。
今回は3位に輝いたクロアチアの珠算教育事情を取りあげたいです。
同国の教育現場に珠算教育が紹介されたのは、2011年2月にマルカリアン君枝先生が訪問されたのが初めてではないでしょうか(全国珠算新聞第587号に掲載)。
そして2015年、当基金会員でありJapan International SOROBAN Association 副理事長の黄 俊豪先生が訪問されたことで、同国の珠算教育事情が大きく動きました。
100名以上もの小学校の先生方を集めて珠算講習を行い、翌年には2回現地を訪問されるなど精力的に活動され、着実に実を結んでいます。
なお、黄先生とクロアチアの珠算交流の始源はFacebookであるとのことです。
今後の海外珠算交流を考えたとき、SNSの活用が大きな戦力になることを思い知らされました。