令和4年度全日本珠算選手権大会
ー各競技優勝者の声ー
個人総合競技 そろばん日本一
弥谷 拓哉 選手(埼玉県・大4)
〇そろばん日本一の感想をお願いします。
嬉しさと感謝の気持ちで一杯です。初めて“日本一”に憧れたのが、2011年度の全日本珠算選手権大会でした。そのような憧れの景色を見させて頂けたのは、大会を開催して下さった関係者の方々、いつも応援して下さる方々、自分事のように私の結果を待ってくれる仲間のおかげでしかありません。憧れに手が届いた嬉しさと、ここまで導いて下さった、支えて下さった全ての方への感謝が胸に溢れています。
〇どういった気持ち(作戦)で本番に臨みましたか?
とにかく自分のやってきた練習と自分自身(自分を応援して下さる方々)を信じて、問題を解く事を楽しみつつ、落ち着いてできるよう心掛けました。
〇この大会へ向けて、練習で意識したことは?
練習中、自身のミスへの対策を練っている内に、考えすぎてしまって調子が悪くなることがありました。そのため、あえて色々な事を考えすぎずに『良いイメージ』を持って取り組む事を意識していました。
〇あなたにとって“そろばん”とは?
難しい問題です。言葉で表せるようなモノではなくなってきました。私の人生の中で、そろばんを通して影響を受けた事は山程あります。なくてはならない存在であり、私を育ててくれた存在です。“親”のような気もします。
〇今後の目標をお願いします。
憧れの選手の偉業に少しでも近づけるよう、まずは二度目のそろばん日本一を獲りたいです。来年獲ります。
〇そろばんを学習しているみなさんへ応援メッセージをお願いします。
私の原動力は、憧れと仲間です。この二つの為に練習をしています。皆様もぜひ憧れの選手や舞台・景色を見つけ、同じように憧れを抱き頑張っている仲間と共に、そろばんを楽しみながら頑張りましょう。私自身、憧れてもらえるような選手になれるよう、これからも頑張り続けたいと思います。
個人総合競技 小学生そろばん日本一
髙嶋 優 選手(千葉県・小5)
〇小学生そろばん日本一の感想をお願いします。
とにかくうれしいです。
ずっと出場したいと思っていた大会に、出られるだけでもうれしいのに、目標にしていた小学生日本一もとれて本当にうれしいです。
大会を開催していただきありがとうございました。
〇どういった気持ち(作戦)で本番に臨みましたか?
いつも通りの点数が取れたらいいな、楽しもうと思ってのぞみました。
〇普段の練習はどのくらいしていますか?また、特に心掛けていることは何ですか?
毎日3時間くらい練習しています。どんなときでも全く練習していない日を作らないように、心がけています。
〇今後の目標をお願いします。
見取暗算で字バツになってしまったので、数字をきれいにすることと、むずかしい問題や苦手な問題を、確実にできるようにすることです。来年も小学生日本一をとりたいです。そして、1,500点をとって決勝で戦える選手を目指します。
〇そろばんを学習しているみなさんへ応援メッセージをお願いします。
一緒に練習してくれる、先生や先輩や仲間達への感謝の気持ちを忘れず、たくさん練習しましょう。
フラッシュ暗算競技
斎藤 俊 選手(愛知県・大3)
〇フラッシュ暗算競技優勝の感想をお願いします。
自分の中で一番大きなタイトルを取ることができたので、そろばんを続けてきてよかったなと思いました。優勝のチャンスはあると思っていましたが、狙ってはいませんでした。本当にしんどいルールなので、自分に期待をしていませんでした。早いタイミングでフォームを固定できたのがよかったです。優勝が決まった瞬間は「よっしゃー」というよりも「よくやったな」と自分自身に感心していました。久しぶりのオフラインの大会で結果を出せたので、今後の自信にしたいです。
〇どういった気持ち(作戦)で本番に臨みましたか?
今年は個人総合競技の後にフラッシュ暗算でしたが、個人総合競技が目標としていた満点ではないと分かった瞬間に、フラッシュ暗算に気持ちを切り替えることができました。一算落としで間違えた時点で競技終了となるので、まずは入賞が確定するまで集中力を切らさないように心がけました。2人になってからも、あまり優勝を意識することはなく、自分ができるタイムはしっかり合わせようと落ち着いて競技することができました。
〇この大会へむけて、フラッシュ暗算の練習で特に意識したことは?
今年に入ってから、フラッシュ暗算の調子が上がっていたので、調子をキープするために自己ベストに近いタイムをひたすら練習していました。フラッシュ暗算が一番入賞できる可能性が高いと思っていたので、暇を見つけてはスマホやパソコンで毎日練習していました。大会が近くなってからは、2秒から少しずつタイムを縮めていく本番を想定した練習も取り入れました。
〇今後の目標をお願いします。
そろばん日本一
長く、強くあり続けたいです。
〇そろばんを学習しているみなさんへ応援メッセージをお願いします。
どんなに小さくてもいいので、目標を持って練習してください。
後悔のないように楽しんでください。
読上暗算競技
久保 新 選手(道央・大4)
〇読上暗算競技優勝の感想をお願いします。
2回目の優勝、とても嬉しいです。
令和元年度に1問目で正答してから今年までの3年間、練習をしていても実力が伸び悩んでいた時期もありましたが、今年も目標だった1問目を正答することができて良かったです。
〇普段の練習はどのくらいしていますか?また、特に心掛けていることは何ですか?
忙しいときでも、スキマ時間を見つけて練習を毎日継続するように心掛けています。
〇暗算上達の秘訣を教えてください
正答率や桁数を、今の自分の実力よりも少しずつでも上げていくのを目指して、常に自分の限界を突破するつもりで練習をするのが大切だと思います。それと同時に、日々の練習の成果を大会本番でしっかり出し切るために、日頃から本番を想定して練習に取り組むのも同じくらい大切だと思います。
〇今後の目標をお願いします。
読上暗算で16桁15口の問題を今よりも余裕を持って本番で正答できるようにしていきたいです。また、個人総合でも満点を目指したいです。
〇そろばんを学習しているみなさんへ応援メッセージをお願いします。
練習をしていても大会等ですぐに結果に表れずに悔しい思いをすることもあるかと思いますが、諦めずに練習を続けていけば必ずその努力が実を結ぶときが来ると思うので、頑張ってください。
読上算競技
弥谷 拓哉 選手(埼玉県・大4)
〇読上算競技優勝の感想をお願いします。
正直、驚いています。もちろん優勝したい気持ちはありましたが、目の前の一問を絶対に正答させようという意識の方が強かったと思います。いつもは緊張して手が震えてしまうこともありますが、この意識のおかげで緩和されていました。功を奏した驚きと、嬉しさを感じることができました。
〇どういった気持ち(作戦)で本番に臨みましたか?
一問を正答させる意識を強く持ちました。また、一問の中でも余計な事を考えず、しっかりと読まれた数字を聞き取ること、一つ一つの置き間違いやそろばんのはじき間違えをしないようにすること等、シンプルだからこそ気を付けなければいけないことに目を向け、より集中する事を意識しました。
〇普段の練習はどのくらいしていますか?また、特に心掛けていることは何ですか?
大会前に1日1時間ほど練習します。練習中は、本番で手が震える事を想定して少し寒い部屋で練習をする等、より本番をイメージして練習することを心掛けています。
〇今後の目標をお願いします。
日本一が「偶然だ」「まぐれだろう」と思われぬよう、複数回の日本一を目指して精進します。
〇そろばんを学習しているみなさんへ応援メッセージをお願いします。
頑張り続ける事は簡単な事ではないと思います。ですが、誰かと一緒なら、誰かのためなら自然と頑張れるのではないかとも思います。全国にはたくさん頑張っている選手がいることを、今回の大会で実感できたと思いますので、是非全国のそろばん選手、皆で頑張りましょう。
偉そうになってしまってすみません。
都道府県対抗競技
北海道(道央)チーム
〇都道府県対抗競技優勝の感想をお願いします。
井伊 俊介 選手(小6)
6年半そろばんをやってきて、思っていたのとは少し違う形になりましたが、優勝できてうれしいです。
永井 悠聖 選手(中2)
優勝できると思っていなかったのでとても嬉しかったです。
たくさん練習してきて良かったなと思いました。
久保 新 選手(大4)
初めて組むメンバーで、「優勝できたら最高だよね」と3人で話してはいましたが、本当に優勝することができてとても嬉しいです。
決勝のかけ算で自分が間違えてしまったときは焦りましたが、他の2人が合わせてくれたおかげで持ち直すことができました。
メンバー3人で一致団結して、優勝を掴み取ることができました。最高です。
〇3人の作戦はありましたか?
確実に点数を取れるように、スピードよりも3人とも合わせることを意識しました。
〇今後の目標をお願いします。
(井伊)全日本での総合TOP10
(永井)全日本の本番で満点を取ることです。
(久保)読上暗算で16桁15口の問題を今よりも余裕を持って本番で正答できるようにしていきたいです。また、個人総合でも満点を目指したいです。
〇そろばん学習者へのメッセージ
練習をしていても大会等ですぐに結果に表れずに悔しい思いをすることもあるかと思いますが、諦めずに練習を続けていけば必ずその努力が実を結ぶときが来ると思うので、頑張ってください。