ハイテンションボランティア授業
於:鹿児島県
1月半ばに4日間かけて地域の小学校4年生6クラスに、そろばんの魅力を伝えに行って参りました。
ボランティア授業は今年で4年目、いつも私自身が元気をもらえるので楽しみにしています。
1クラス2コマ(実質90分)という限られた時間の中で、どうすれば先生と子供たちが喜ぶかを考え、授業を進めます。
1日目、小数を含む億までの桁を読み書きし、理解できたようならば運指指導をしてそろばんに置いてもらいます。
その後、分解のない5口程度の計算を10分程してもらいますが、運指がバラバラの生徒がいるのは毎年のこと。
親指と人差し指を使えばオッケーと声掛けをします。5の分解・10の分解を簡単に指導して初日は終了。
2日目、復習した後に5+8や14-7の指導をして、「50+80、140-70も桁だけ注意すれば理屈は同じだよ」と説明をして、各学年の児童数や数名の先生の年齢をそろばんで計算して楽しみます。
最後に、エアーそろばんと題して読上暗算の形で、珠算式暗算に挑戦してもらいます。
徐々にスピードを上げて読むと、運指はバラバラでも計算しようと必死になり教室内は大変盛り上がります。
ボランティア授業終了後、担任の先生方から「クラス全員が、こんなに生き生きと授業に取り組む姿を初めて見ました」「教科書通りではなく、重要なポイントだけ押さえて楽しく授業を進めることが参考になりました」とのお言葉をいただきました。
後日、子供たちから送られてきた感想文には「楽しかった」とうれしい文面ばかりでした。
1人の女の子の感想で「私は4年間の学校での全ての授業の中で、このそろばんの時間が一番楽しくて集中できました。
みんな同じ気持ちだと思います。
また来てください。ありがとうございました」という言葉に心打たれました。
ずっと声掛けをして、なるべくたくさんの時間そろばんを弾いてもらい、簡単な問題ばかりだったかもしれませんが、できる喜びを与えられたのがよかったのかもしれません。
毎回の反省ですが、私の声が隣のクラスどころか、離れた別校舎にまで聞こえるとのこと…。
今後ともお許しを得て、ハイテンションボランティア授業を継続していきます。